シャープ電子ノートwg-pn1を買った

2022/04/18

先日、シャープの電子ノートを買った。
前々モデルのWG-S30を買ったのが五年くらい前。一時期使い込んでいたのだが、家の白熱灯ライトでは暗すぎて読むのもままならずモチベーションがガタ落ち。その後iPhoneや紙の手帳も使ってみたけれど、結局内容が散逸するのが意外とネックで、日常の記録用途としては電子ノート優秀だったな…と思い再び手にした次第。

 

絵を描くとこんな感じ↓

e-inkになって、画面がはるかに見やすくなった。

前は小さい字描けなかったけど、今回はちゃんと描ける。ただ前より筆圧が必要になったので(筆圧感知があるという意味ではない)、タッチや勢いで描けず、字体や画風そのものが変わってしまう人もいるかもしれない。正直走り書きでいいからメモれた前機種に比べると一番困るところだ。
ペンは引き続きハイテックコレトのタッチペンを、そして新たにミヤビックスの反射防止シートを採用したところ、ペンが沈み込むので筆圧をかけやすくなった。少し画面が暗くなるのだが、前よりは画面が明るく映り込みも少ない。

スマホで撮ることもままならず、PCにつないで絵をエクスポートするしかなかった先代以前の画面に比べると圧倒的にシェアもしやすい。

 

面白いのは、使っているストレスがない分、「わざわざ使っている」特別感もなくて、SNSで絵をシェアしようとか、そういう気が全然起きないこと。検索してもあまり見ないので、これはノートがリアルに実用的な手帳に近づいたということか、単に描きにくいからガジェットとしての喜びが少ないのか、あるいは使う人が減ったのかわからない。

しかし基本はメモでいいと思う。自分は体調管理やなどに使っていきたいと思う。

念のため、こういうネームとかの用途に使えるかどうかというテスト。

正直画面が小さいのと、筆圧をかける都合、ゆっくりしか描けないのが難。とはいえ、厳密にコマを割ろうとかしなければいい。思いついた構図や表情を描きとめるのであれば良いかもしれない。

他の機種と比べてどうなのか?

e-ink端末はこの数年でクアデルノやらBOOXやらlifebookやら、色々な種類が出ています。特にBOOXはプリインストールのアプリの精度が高いらしく、プロで漫画のネームに使っている人もいる。「紙に自由選択と回転がつけば最強なのに」と常々思っている私、漫画のネームを描いている方の使い方を見ると、BOOXはだいぶ理想に近いのかな、と思いました。

 

ただ…高い(-_-;)

 

実は今回の電子ノートも定価の半額で買いました(;^_^A

高価なものを日常使いするのがおっかないんですよね。ipadと違ってe-ink端末はゴリラガラスではないでしょうから、BOOXレベルの値段となると持ち歩くのもすごく気を遣いそう。またメモとして使いやすいサイズだと電子書籍(主に漫画)には小さかったりするし。複数台買える経済力なら用途に分けて買えばいいと思うんですが、ひとつで済まそうとすると無理が出るので、今は我慢かなあと。

またアンドロイド端末であるゆえに買い替え速度が速く、データを継続して保存する面でも、他社製はやや不安が残ります。

 

kindleみたいに、基本はアンドロでも長く使えればいいのですが。

 

もっとも、シャープの電子ノートはサイクルでいうと今年中に新端末が出るターンだそうです。

ただ自分は、wg-pn1は機能的にはかなり完成していると思っているので、速度、筆圧を劇的に改善するでもなければ、後悔しないんじゃないかな。カスタマーレビューを見ると、この値段でwifiつけろとか電子書籍を読めるようにしろとか無体なことをぬかしておるユーザーもいますが、そんなマイノリティーの乞食に応えたら絶対ポメラの二の舞になるから聞かないでほしいです。シャープよ、ツイアカが今時でもいい、なんだかんだで作る物はシャープでいてくれい。

 

これを画材といっていいのかはわからないが、とりあえず画材に分類してみた。

さて、どうなるでしょうか…。